本日(20日)は第20回「海の日」。1978年に制定され、海の恩恵に感謝し、海洋国である日本の繁栄を願う日でもあります。

国際海事機関(IMO)と国交省の共催による「IMO世界海の日パラレルイベント2015」が都内ホテルで開催されました。開会式では安倍総理・太田大臣が挨拶。

IMO世界海の日パラレルイベント2015

IMO世界海の日パラレルイベント2015

太田大臣

太田大臣

また世界各国からスピーカー・ゲストを招いて、将来の海洋人材の育成や若者の海への関心を高めることをテーマとした国際シンポジウムが行われ、参加しました。

「次世代に海を親しまさせるための教育」では5人のスピーカーが登壇。

  • モントレーベイ 水族館副館長 マーガレット・スプリングさん「水族館と学校のコラボ等年間210万人の子ども達に海を愛する人を育てる」
  • 日本ユネスコ国内委員会委員 及川幸彦氏「気仙沼市でのESDの実践を通じ、海洋教育が大事」
  • 文部科学省初等中等教育局視学官 田村学氏「Active Learning・総合的学習など学習指導要領の改訂へ」
  • The Nature Conservancy ディレクター  クリスタ シングルトン キャンべっジさん「NGOとして成人向けの海洋教育の実践」
  • 政治解説者(交通政策審議会委員)篠原 文也氏「体験的学習・現場を見ることが大事」

進行役は東京大学大学院教育学研究科教授 田中智志氏。

海洋教育は次世代(特に学校の子ども達)に海に対する興味・関心を引き出すための効果的かつ画期的な方法について、5人の方々から大変示唆に富む内容の話しがありました。特に学校、家庭、地域でのコラボ・連携の大切さ、現場・体験主義など大事な視点を示してくれました。文科省の今後の学習指導要領への反映も含め、研究してまいります。

海洋教育のシンポジウム

海洋教育のシンポジウム