公明党障がい者福祉委員会(高木美智代委員長)は7日東京都墨田区にあるチャイルドディケア施設「ほわわ吾妻橋」を視察。重症心身障がい児支援などについて調査し、同施設を運営する社会福祉法人「むそう」の戸枝陽基理事長らと意見交換を進めました。輿水恵一衆議院議員や地元の加藤都議・とも宣子墨田区議も参加。

「ほわわ吾妻橋」は人工呼吸や胃ろうなどの在宅の医療ケアが必要な子どもたちを預かる事業所。一日最大8人を受け入れ、看護師、介護士など医療や福祉の資格を持ったスタッフが連携して平日10時半~15時半の間で子どもをケアしています。

戸枝理事長は医療の進歩で救える命が増えた一方で、医療ケアが必要な子どもの数も急増している現状を指摘。医療ケア設備のない一般の保育所では受け入れないため、自宅で孤立し、不安を抱える重症心身障がい児の家族が多いと力説し、「医療ケアが必要な子どもを地域で支える体制が不十分だ」と訴えられました。

また0~6歳に医療的ケアが必要な子どもの数を国が把握していないことについて「母数が分からないため対策や制度化ができない」と主張。この他、医療ケアの必要度に対応した診療・介護報酬体系の整備や地域包括ケアシステムに障がい者も組み入れる制度づくりも訴えられました。

障がい者支援で長年共に行動されてきた戸枝理事長と久し振りの再会でした。重症心身障がい児支援に全力投球されている姿に感銘を受けました。障害者総合支援法の見直しも踏まえ、医療的ケアが必要な子ども支援について、政策などに反映できるよう私も取り組んでまいります。

ほわわ吾妻橋

ほわわ吾妻橋

ほわわ吾妻橋1

ほわわ吾妻橋1

墨田区の光景

墨田区の光景