NPO法人 日本ドルフィンセラピー協会主催の「発達障がいがある人とそのご家族のためのイルカふれあい特別活動」が香川県さぬき市で開催されました。(5日)今年で12年目の活動を迎える、イルカ触れ合い特別活動。自然とイルカとの調和の中で、楽しくレクリエーション的にイルカとの触れ合いを楽しみながら、 日々の生活や療育活動へつなげていくことが目的です。
発達障がいの専門家である辻井正次先生(中京大学 現代社会学部教授・浜松医科大学 客員教授・臨床心理学者)・中村和彦先生(弘前大学医学部教授・児童精神科医)が一貫して担当されています。 辻井先生(NPO法人 アスぺ・エルデの会 CEO・統括ディレクターも兼務)とは発達障がい支援で以前から交流があり、辻井先生からお話しをいただき、視察させていただきました。ドルフィンセンターには2006年8月議員候補の時に初訪問以来、2009年・2012年と訪問し、視察をしています。
辻井先生からイルカ触れあい活動を通じて、発達障がい児が楽しみながら、ルールを覚えることなど日々の生活・療育に繫がっている事など伺いました。子ども達や家族の方々の笑顔に表れています。
こうした余暇支援を障がい児支援の活動の位置づけに含める事などの提言と共に発達障害者支援法改正の内容についても様々な要望をお聞きしました。
またアスペルガーの発達障がい者当事者から職場での理解がなく、会社を辞めてしまった事など生きずらい社会の現実も伺いました。イルカふれあい活動には支援者(医師・社会福祉士など)も参加され、支援者育成セミナーとして熱心に取り組まれていました。
日本ドルフィンセンターの寺山代表取締役(獣医師)からも経営・運営面でお話しをお聞きしました。年間約5万人が訪れるドルフィンセンター。観光など地方創生の拠点としても素晴らしいコンテンツが満載です。地域とのさらなる連携についても要望がありました。
本日視察した内容について、今後の支援施策につなげてまいります。