松山市内の就労継続支援B型事業所『メイド・イン・青空』では障がい者が自然農法の栽培に従事し、農福連携の事例として大きな成果を挙げてきました。
運営する(株)パーソナルッシスタント青空 佐伯康人代表とは何度もお会いし、国会の予算委員会でも取組みを紹介し、農福連携を訴えてきました。
栽培した野菜などを販売・加工さらには飲食で提供するお店「青空ベジィ」が6月に砥部町にオープン。
21日訪問し、ベジィランチを食べました。自然農法で栽培された新鮮な野菜で料理されています。大変美味しくいただきました。
お店の責任者の升岡さんから取組み等伺いました。お店でも障がい者の皆さんがテキパキと働いています。多くのお客様が訪れるそうです。
*質問後、平成28年度概査予算で障がい者就労の新規予算で農福連携で1.1億円が計上される事になりました。大変に嬉しい事です。満額予算がつくようこれから予算確定まで頑張ってまいります。
佐伯康人さんの取組み
障がいのある三つ子を授かり、福祉の世界へ足を踏み入れた佐伯さん。2005年に「パーソナルアシスタント青空」を立ち上げ、障がい児ディサービス・居宅介護などをはじめました。働く場も支援に加えるべく、支援者より1反の農地を借りたことから農業に取組み、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏の自然栽培と出会い、試行錯誤を繰り返し、現在に至っています。
地域に増える耕作放棄地を活用し耕地面積は11ha(3.3万坪・東京ドームの広さ)に達しました。場所も40か所。耕作放棄地を提供する農家も20件を超えています。自然農法(無農薬・無肥料・無除草剤)で水田では青空米。畑では野菜を年間100種。みかん等の果樹も作っています。佐伯さん達が作った自然農法の青空米は一般の平均価格の3倍~4倍、1キロ730円~800円の値がつく程の人気です。利用者の賃金も月6万円とB型の平均が月1万4千円と比較するとすごいです。