医療的ケアの必要な子ども達の支援の為の「在宅医療・介護セミナー」。4日の午後は地元香川県2人の講演です。初めに香川県健康福祉部 子育て支援課 母子保健グループ課長補佐 川瀬峰子氏。(下記内容)

  1. 香川県の医療体制・在宅医療体制(病院数90、診療所:医科848・歯科479)
  2. 在宅医療の課題
  3. 在宅医療推進に向けた香川県の取組み
    • かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)を活かした遠隔・在宅医療の推進
    • 小児におけるレスパイト事業・フォローアップ事業(平成27年度~)
  4. 在宅療養児・者との関わり

最後は、香川大学医学部小児科学講座 香川大学医学部付属病院総合周産期母子医療センター 教授 日下隆先生。(下記内容)

小児在宅医療~育児学の原点から考える~

「こどもの生命と心を如何に助け、援助できるのか!」

  1. 小児科はなぜ必要か?
  2. 日本の小児動態の現状
    1. 少子高齢化の問題
    2. こどもの心を守るには
  3. 香川県の子どものために我々は何をしているか?
    • 香川県の周産期と新生児医療(香川大学附属病院周産期母子医療センター・髙松赤十字病院・四国こどもおとなのセンター)
    • 赤ちゃん安心県
  4. 18‐tritsomyの症例での小児在宅医療の経験
  5. 重症症例を通じての在宅医療の問題点、解決方法

制度の狭間で大変ご苦労されている方々の支援の為のセミナーの企画でしたが、ポスターを見て初めて参加された重度心身障害児のお母さんと終了後懇談しました。2歳の息子さんがNICUで1年9か月過ごされ、自宅に戻ってきたばかりで不安一杯の中、セミナーに参加。同じような先輩の方々の話しを含め、希望が感じられるセミナーでした。とのお話しに大変感激しました。「不安を安心に!」そして希望を感じられる制度や仕組みを作ることが政治の役割であると。改めて実感しました。今後とも引き続き推進してまいります。