「第49回 言友会全国大会吃音ワークショップIN愛媛2015」が10日から12日までの3日間のスケジュールで松山市内で開催されました。
吃音(どもること)がある人たちの自助グループとして全国に34の言友会があります。「吃音と向い合いながら豊かに生きること」を目標に取り組む言友会の方々。「四国にいる吃音のある人たちの力となりたい」そんな気持ちを持って、四国では初めてとなる言友会全国大会です。
2日目(11日)の講演。テーマは「吃音と医療」。
①菊地良和氏:九州大学病院、吃音当事者
・公的病院での吃音診療をすでに立ち上げて取り組まれています。吃音診療の現状と課題についての貴重なお話しでした。
②岡部健一氏:旭川荘南愛媛病院、吃音当事者
・これからの言語聴覚士や言友会と連携して病院での診療を準備されている岡部氏の「夢の構想」をお聞きしました。
お2人とも吃音当事者の医師としての取組みに感銘を受けました。質疑では政治の立場から障がい者福祉・就労の課題、発達障害者支援法の今後などお話ししました。専門医など医療人材不足、相談支援や周りの理解等課題はまだ山積しています。今後の施策につなげてまいります。