国会事務所に冬柴パートナーズ(株)冬柴大社長(元冬柴国交大臣の子息)と(株)ミライロの垣内俊哉社長・井原充貴ディレクターが来訪。障がい者のユニバーサル社会・共生社会の取組みについて意見交換いたしました。(15日)

垣内社長は幼少時に骨が弱く折れやすい「骨形成不全症」を患い、車いす生活。高校時代にリハビリしつつ猛勉強して立命館大学に合格。「歩けないからできることは何か」と考え、09年、ミライロの前身となる学生団体を立ち上げ、その後、ホテルや結婚式場向けにユニバーサルデザインのコンサルティングや研修を手掛けています。

ユニバーサルデザインとは、文化や言語、国籍、年齢、男女といった差異、そして障害や能力にかかわらず、誰もが利用できる施設・製品・情報のデザインの事です。垣内社長はユニバーサルデザインを「ビジネスマーケット」として捉え、さまざまな新規事業を展開されています。

「106センチの視点だから気づけること、車いすの私だから伝えられることがありました。 私は、歩けないからできることを、見つけることができました。」と力強く語る垣内社長。その情熱と使命感に心揺さぶられます。

車いすを走らせながら「バリアバリュー」の考え方を社会に訴え続ける垣内氏。社会貢献のみでとらえがちなバリアフリーから一歩進み、障害(バリアー)が個人のバリュー(価値)となり企業の利益を生み出す世界を目指されています。自身の障がいをバネに前向きに進む垣内社長の生き方に大変感動しました。ユニバーサル社会・共生社会の実現に向け、応援してまいります。紹介いただいた冬柴氏に感謝いたします。冬柴氏の経営する大阪のかき料理・かき鐵(かきてつ)にもぜひ行きたいと思います。