公明党離島振興対策本部(遠山清彦本部長)の遠山清彦衆議院議員・竹谷としこ参議院議員・遠藤守都会議員と共に7日青ヶ島を視察。菊池村長の案内で島の火山の地熱蒸気の自然エネルギーを活用した、製塩施設(青ヶ島製塩事業所)サウナ(ふれあいサウナ)を訪れました。

青ヶ島は島全体が活火山で、いまも池之沢と呼ばれる地域では絶えず噴煙があがっています。

島言葉で「ひんぎゃ」【火の際(ひのきわ)が語源】と呼ばれるこの噴気孔からの蒸気を利用して作られているのが、島の数少ない名産品である「ひんぎゃの塩」です。火山エネルギーである地熱蒸気だけを使って作られています。

蒸気を引き込んだ平釜に海水を入れ、時間をかけてじっくりと結晶化させる「ひんぎゃの塩」は、海水をそのまま煮詰めて結晶化させる独特なものです。ひんぎゃの塩は海水を直接、釜に入れて煮詰めているのです。火力は使わず、自然の火山熱だけを使い、しかもポンプと脱水機を使う以外は機械も使わず、すべて人力で手作りをしています。海水から塩になるまで、手作業で約4週間かかります。

カルシウムが豊富でまろやかな味わいが特徴です。早速「ひんぎゃの塩」と「ひんぎゃのにがり」を購入しました。

複合温泉施設「ふれあいサウナ」には、噴気を利用した室温60度のサウナがあります。サウナにしては低温ですが、地熱で温められた天然の蒸気が使われているためよく温まるといわれます。実際に入りましたが快適で、疲れも取れ、すっきりしました。

青ヶ島には地熱釜もあり、卵やくさや・イモなど蒸し釜に入れるだけで出来上がります。自然エネルギーを活用している青ヶ島。今後、地熱発電の可能性も含め活性化につなげてまいります。