公明党脳脊髄液減少症対策PT(座長:古屋範子副代表)は15日、衆院第2議員会館で脳脊髄液減少症患者・家族支援協会の中井宏代表理事と会い、同症に有効とされるブラッドパッチ療法の保険適用に向けた取り組みについて、意見交換しました。

脳脊髄液減少症は交通事故などで体に受けた強い衝撃によって脳脊髄液が漏れ出し、頭痛、目まい、倦怠感などの諸症状が現れる病気です。
一方ブラッドパッチ療法は、患者自身の血液を注入して髄液が漏れている箇所をふさぐもの。

中井氏は、厚労省研究班の調査により、先進医療で同症を治療する医療機関のうち、14施設で詳細なアンケートが行われたと説明。
回答の結果、同療法336例のうち治癒が33.1%。、軽快が57.1%と、9割で有効だったことが、このほど判明したと述べました。

また日本脳神経外科学会でも早期の保険適用を求めていく方針だとして「(来年度からの)保険適用の可能性が高まってきた」と語った。その上でインターネットを通じた周知・啓発など今後必要となると訴えられました。

中井氏や患者支援の会川野小夜子たちの活動は15年に及びます。全国を廻り地域の理解を広げる活動と厚労省等署名活動・要望など大変なご苦労があられたと思います。私も議員となり、患者会の方々と活動を続けてきました。

いよいよ最後の段階です。古屋副代表は「悲願の保険適用に向け、最後まで頑張りたい」と強調されましたが、私たちも全力で応援してまいります。