高松市内にある社会福祉法人さぬき 特別養護老人ホームさぬきを訪問。(6日)野口尚義園長と懇談。野口園長は香川県老人福祉協議会の会長をされています。

介護の課題・今後についてお話しを伺いました。

【介護の課題】
①独居、高齢者世帯や家族はいても仕事のため日中は一人という居宅では過ごせない要介護の人々をどうするのか?
共助で見守る地域創造の理想を言っても現実は地域ではそれを支える仕組みが見えてきません。

②国民年金受給者の月5万~7万円の方々は特別養護老人ホームの個室は贅沢となり、ユニット型で介護4の場合最低月63000円程度かかります。
多床室の月35500円程度が負担許容であること、また日々を過ごすには個室はあまりにも淋し過ぎる不安感から可能な限り負担額と人のぬくもりを感ずる安心感から多床室を望む多くの方々が居られます。

【野口会長の目指す解決策】

①について、簡単な研修受講でできる有償ボランティアを認め、訪問システムのノウハウを生かして組織化した低額な介護保険サービスの穴埋めを行うサービスを展開すること。

②居住施設でなければ過ごせない国民年金等の人々に、現在の特養施設の1床の建設費が1200万円もかかる建築規模の規制でなく長屋式であっても人のぬくもりの感ずる低額の介護ハウスを第3のカテゴリーとして社会福祉法人だから出来るサービスの展開する事など等。

「国民年金暮らしの低所得者の方々が安心して長生きして良かったと言える社会に!」と熱く語られる、野口会長。現在84歳ですが、頭脳明晰で大変前向きでお元気です。

提言をしっかりと受け止め対応してまいります。

野口会長と

野口会長と

意見交換

意見交換