超党派の勉強会・第7回「永田町こども未来会議」が27日衆院第1議員会館にて開催されました。
医療的ケアの必要な子ども達への支援などを検討する勉強会で、自民党の野田聖子・宮川典子衆議院議員や民主党 細野豪志・荒井聡衆議院議員など共に参画。自民・民主・公明の議員が参加しています。
今まで議論して課題であった医療的ケアを必要とするこども達の支援について下記、厚労省・文科省から嬉しい報告があり、意見交換を進めました。
障害者総合支援法施行3年後見直しについて~社会保障審議会 障害者部会報告書~厚労省】
医療的ケア児への支援
- 重症心身障害児に当たらない医療的ケア児について、障害児に関する制度の中で明確に位置づけ、必要な支援を推進すべきである。
- 医療的ケア児等について、医療・福祉の連携が求められる重症心身障害児等の地域支援に関するモデル事業の実施状況等も踏まえ、その家族の負担も勘案し、医療、福祉、教育等の必要な支援を円滑に受けることができるよう、都道府県・市町村や関係機関の連携に向けた方策や、相談支援事業所等の相談支援に早期につなげる方策を講ずるべきである。
予算について(文科省)・医療的ケアのための看護師配置事業について
「平成28年4月から施行される障害者差別解消法等を踏まえ、医療的ケアを必要とする児童生徒の教育の充実。これまで特別支援学校を対象としていた看護師配置補助について、小中学校等を追加すると共に、人数の拡充を図る」
- 平成28年度予算 7億円(平成27年度2億3500万円から)へ
- 看護師の配置人数1000人(平成27年 約330人) 補助率3分の一
- 補助対象経費:看護師の雇用に係る報酬、共済費、旅費など。
今まで勉強会で取り上げた事が大きく改善につながってきています。今後、障害者総合支援法改正案の骨格が固まり次第、内容を確認し、当勉強会の議論に則り、党派を超えた協力の下、進めてまいります。