島根県の浜田港立地企業の視察のため江津市にある合同会社しまね森林発電 江津バイオマス発電所を訪問(22日)。
公明党の江津市永岡静馬市議、浜田市佐々木豊治市議・柳楽真智子市議、大田市石田洋治市議が同行。また国交省の田中室長や中国地方整備局の大塚副局長らも出席されました。職務執行者 和田浩一氏・執行役員 前田慎一所長らから概要の説明をいただき、工場内を見学。

木質バイオマス発電を行うために平成25年6月設立。平成27年に江津市の江津工業団地にバイオマス発電所を稼動。一般家庭2万3千世帯の消費電力に相当する年間約8万6千メガワットアワーの電気を創り出しています。

木質バイオマス発電のプロセスは、島根の森から運ばれた間伐材などから作られた木材チップをボイラで燃焼。水を沸騰させて生じる蒸気によってタービンを回し、発電機を動かしています。

年間11.5万トンの木質燃料を利用(島根県産の未利用木材8.3万トン。ヤシ殻3.2万トン)。このうちヤシ殻3.2万トンを浜田港を利用してインドネシアとマレーシアから輸入しています。

燃料となる森林資源(島根県産の未利用木材の活用)の安定的供給が地元林業の活性化につながっています。さらに運搬に使われる港・道路、電力を創り出すさいの工業用水なども含め関連事業の雇用が約150人増え、地域の経済雇用に大きな効果となっています。

手狭な浜田港の整備・拡充はしまね森林発電にとっても望まれております。また地元の森林資源の安定的供給を拡大する為の林道の整備など県・市との連携もさらに進めてまいります。本日は大変にありがとうございました。