「発達障害の支援を考える議員連盟」総会が衆院第1議員会館にて開催。(25日)尾辻秀久会長(参議院議員)挨拶の後、「発達障害者支援法」改正のポイントについて事務局長の高木美智代衆院議員から説明し、意見交換。副会長として進行役を担当しました。

「発達障害者支援法」改正に向けては、7回にわたり関係団体からのヒアリングや検討会を開催。(平成27年3月12日開始)また国立障害者リハビリセンターを視察。その後、検討ワークキングチーム(WT)が精力的に進めてまいりました。私も3名のWTメンバーの1人として、4か月間で約13回協議し、素案をまとめ、その後、役員会3回を経て、本日の総会となりました。約1年間丁寧な議論を進めてきました。

発達障害者支援法の改正のポイント(案)

施行後10年が経過した発達障害者支援法について、障害者権利条約の締結やその後の施行状況などを踏まえ、発達障害者の支援をより一層充実させるために、法律全般にわたり必要な改正となっています。(下記内容ポイント)

  1. 基本理念を新設し、責務の充実など対応。
  2. 発達障害者の支援のための施策の充実として、
    • 教育の充実・教育福祉の連携、就労の支援の充実、親亡き後・高齢期の発達障害者を念頭に生活支援の充実、権利擁護のための支援の具体化・拡大、発達障害者の家族等への支援。
  3. 発達障害者の支援体制の強化等
    • 発達障害者支援センターの複数の設置、発達障害支援地域協議会の設置、国民に対する普及及び啓発の充実、専門知識を有する人材の確保など、調査研究の例示及び観点の改正などなど。

本日の議論をさらに反映し、今後役員会などで、法改正の内容などつめて、提出の準備を進めてまいります。

関係省庁

内閣府、厚労省、文科省、法務省、国土交通省、警察庁、最高裁判所、衆院法制局

関係団体

日本自閉症協会(今井忠副会長ら)・日本発達障害ネットワーク(橋口亜希子事務局長)・アスペ・エルデの会(辻井正次先生)・日本トゥレット協会(駒井さえ子理事)・エッジ(藤堂栄子会長)・えじそんくらぶ(高山恵子代表)・発達障害者支援センター全国連絡協議会(岡田副会長)・全国特別支援教育推進連盟(落合専務理事)・全国言友会連絡協議会(松尾副理事長ら)。

各団体の方々

各団体の方々

進行役

進行役

尾辻会長

尾辻会長

発達障害者支援センター

発達障害者支援センター