広島県廿日市市内の河中郁典・信子ご夫妻宅を6日夕方、原ゆうじ広島市議と訪問。河中さんは「全国パーキンソン病友の会」広島支部の支部長。奥様は幹事をされておられます。 

河中ご夫妻とは、2013年11月24日広島難病団体連絡協議会主催「第19回市民と交流の集い」で音楽ユニット「げんきなこ」で出演された時初めてお会いしました。

また2015年4月16日には国会事務所に広島支部の方々と難病支援の請願署名を持参され、意見交換を致しました

ご夫妻は、郁典さんの難病・パーキンソン病と向き合いながら2人で音楽ユニット「げんきなこ」を結成。河中さんが編曲、信子さんが作詞・作曲を担当。夫婦2人3脚で県内内外の催し出演や病院や施設を廻り、CD製作など活躍の場を広げています。

システムエンジニアだった郁典さんがパーキンソン病を発症したのは12年前。さおを常に車に積んでおくほどだった渓流釣りを症状が進み足下がおぼつかなくなりあきらめたそうです。「最初はなんでこんなことにと落ち込んだ」が、同じ病気の仲間やその家族と出会い「みんな明るくて笑顔ばかり。暗闇の中にいた自分でも明るく生きていけるんだと感じました」。4年前知人から曲の伴奏製作を頼まれたのが転機で、音楽制作ソフトを使って曲を作り、信子さんの協力でオリジナル曲「島風」を完成。

以来身近な出来事やふと思いついたテーマにした優しい歌を次々と完成。「音楽を通じた出会いでそれまで味わったことのない世界が広がり、不自由だが満足しています。人の温もりが身に染みる」と二人は実感されています。さらに「今年広島支部としてパーキンソン病に関係する医師などの医療関係者や行政・当事者・家族などあらゆる人たちが一堂に集まる会を開催したい」と抱負も語っておられました。

いつもご夫妻から勇気と元気をいただきます。就労や生活支援など難病患者の抱える課題はたくさんありますが、しっかりと支え、前進させてまいります。

呉市 河中ご夫妻

呉市 河中ご夫妻

げんきなこ

げんきなこ

河中さん似顔絵

河中さん似顔絵