総務省・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主催する「起業家万博・I-Challenge!」に来賓として出席。(9日)起業家万博のコンテストと共に「ICTイノベーション創出プログラム(I-Challenge!)」の発表もあり、高知県の精神科医 物部真一郎氏(株)エクスメディオ社長が「画像及び問診データによる皮膚疾患識別技術(ヒフミル君)」で登壇しました。
昨年の起業家万博で、総務大臣賞(最優秀賞)を受賞し、総務省の「ICTイノベーション創出プログラム(I-Challenge!)」に採択され、先進的情報通信技術実用化支援の補助金の交付が決定。事業化支援として合同会社SARRも参画しています。
日本では僻地や在宅や入院の場面で、病院内や近くに眼科や皮膚科がないときに、眼科や皮膚科の専門医でなくても眼や皮膚の診察をしなくてはいけない場面があります。そんな時に問診を入力して病変部の写真を撮って、2・3分くらいで皮膚科専門医や眼科専門医に相談できるのがヒフミル君とメミルちゃんです。iOSアプリ、アンドロイドアプリ、Web版の3つがあります。
ヒフミル君・メミルちゃんは、皮膚科・眼科の専門医の先生にアクセスがしにくい、入院患者・高齢の患者・僻地の患者などの診断をサポートします。ヒフミル君・メミルちゃんでの診断により、専門医による治療が必要な患者の需要を掘り起こし、皮膚科・眼科での受診を促し、患者QOLの向上につなげます。
四国に縁のある物部氏。現場の医師の体験からの着想で、日本の医療の効率化、高度化、全国どこでも一定の医療レベルを担保する社会を目指されています。お会いしたさい、「日本だけでなくアジアの患者のためにも頑張りたい」との情熱と志に感動しました。今後医療界だけでなく行政との連携でこの取組みが広げられるよう応援してまいります。
【物部真一郎氏プロフィール】●exMedio社社長
高知医科大学在学中の2005年に医療者向け出版社創業、10年同大卒業。初期臨床研修を経て、12年から精神科単科病院の東員病院(三重県東員町)に勤務。
2013年6月から米国スタンフォード大学MBAに留学し、米国スタンフォード大学メディカルスクールにてGraduate Research Course単位も取得。14年12月より現職。
【ヒフミル君】
へき地で臨床に悩む医師をサポート
ヒフミル君は、専門医が皮膚疾患を無料で遠隔画像診断するサービス。診断で迷ったことのあるすべてのお医者様に使っていただきたい、簡単・迅速なオンラインサービス。
【メミルちゃん】
眼疾患の診断は"メミルちゃん"に。
メミルちゃんは、眼科医が眼疾患をオンラインで画像診断するサービス。利用料は勿論無料。ヒフミル君に続き、お医者様を強力にサポートするサービスが待望のリリース。