自公民の超党派の勉強会「永田町こども未来会議」として14日午後、世田谷区にある東京都立光明特別支援学校を視察。出席メンバーは自民党の野田聖子議員、木村弥生議員、民主党の荒井さとし議員と厚労省・文科省の担当者等。

田添敦孝校長から学校概要の説明を受けました。
昭和7年、日本最初の肢体不自由特別支援学校として開校。現在、本校・寄宿舎の児童生徒数171名「内、小学部77名(内訪問14名)、中学部43名(内訪問5名)、高等部51名(内訪問3名)」、そよ風学級(国立成育医療研究センター内)に児童生徒21名、合計192名(59学級)の児童が学んでいます。

通学149名の児童は重複障害(肢体不自由+知的、てんかん等)は94%で重複障害の多くは知的障害を伴っています。また医療的ケアを必要とする児童生徒数は75名と半分を占めます。教職員数は180名。

その後、授業などを視察。中学校保健体育では体育館でボールゲーム「ボッチャ」を楽しんでいました。小学部(4年・5年)では図画工作。「角をみつけよう」と手の使い方を学びながら角をみつけていました。高等部2年ではビジネス文書を支援機器を活用し生徒が作成。
皆笑顔が輝いていました。どんな重い障がいの子でも同世代の子どもたちと一緒に遊び、学ぶ事の大切さを痛感しました。

保健室も視察。室内の様子や常勤看護師(2名)・非常勤看護師(20名)の動きや課題を伺いました。

また保護者との懇談や医療的ケアが必要な児童生徒に関わる教職員の方々と現状や課題など伺い、意見交換も行いました。

保護者からは、通学の送迎(スクールバス等使えないので介護タクシーで送迎すると月5万円以上もかかる)、付添い等の母子分離(通常の授業や学校行事も付添いが必要)等家族への負担が大変で、通学させたいが、訪問授業になっている切実な現状を伺いました。
また毎日医療的ケアの必要な子ども達と接している教職員から、看護師の医療的ケアの対応、主治医との連携など様々な指摘も伺いました。

どんな障がいが重い子どもたちも将来の自立と社会参加が実現出来るように、真剣に取組まれている様子を拝見しました。
今回の視察で体感した事を今後の施策や法整備・予算等に反映できるよう努めてまいります。ありがとうございました。