東京都世田谷区にある国立成育医療研究センターを14日視察。国立成育医療センターは小児・周産期医療を担うわが国最大の医療研究センターで日本全体の小児総合医療施設のまとめ役(ナショナルセンター)です。「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがや」を訪問。水上和美さんの案内で施設内を見学しました。
現在、難病に苦しむ子どもの数は全国で20万人。自宅と入院先の2重生活による経済的負担、家族が離れて暮らす精神的苦痛など大きな負担に悩まされる事になります。このような家族を支援するために公益財団法人ドナルド・マグドナルド・チャリティーズ・ジャパンは設立され、入院する病院の近くに家族が安心して暮らせる滞在施設(ドナルド・マグドナルド・ハウス)を建設し、ボランティアによって運営する活動をされています。ハウスの利用料は家族の経済的負担を考慮し、一人一泊1,000円です。
2001年日本第一号の「せたがやハウス」は国立成育医療研究センター隣接地に建てられ、23家族が滞在することができます。
小児ベッド数が460床ある国立成育医療研究センターには全国各地から患者が入院または通院しています。2013年の利用家族数は866家族。総宿泊数は6,288泊。平均滞在日数7.3日。ボランティア登録者数159名。
現在全国11箇所にあるハウス。寄付金とボランティア活動により運営され、年間1万2千人もの患者家族を支えています。
病気の子ども達と家族を支える支援について民間との連携も含め、国としてさらに改善してまいります。