2015年3月に現地を視察し、国際バルグ港湾の重要性を認識し、その整備のさらなる拡充を強く求めていた徳山下松港(山口県周南市、下松市、光市)。平成28年度予算として、下松地区の新規予算をはじめ、徳山地区、新南陽地区の整備拡充など「徳山下松港 国際物流ターミナル整備事業」として大幅な予算が認められました。地元に取りましても大きな喜びです。
徳山下松港は、石油コンビナート、化学工業、機械製造業、鉄鋼業など活発な企業活動が展開されており、その原材料及び製品の輸送拠点として重要な役割を果たしています。
背後圏人口約26万人(山口県全体の約18%)。製造品出荷額は約2.2兆円(山口県全体の約36%)・約2.1万人の雇用を創出(山口県全体の約24%)し、立地する主な企業の近年の設備投資約1000億円です。現在西日本地域への安価で安定的な石炭の供給拠点の確保が課題となっており、徳山下松港各地区において、港湾施設の整備等早急な対応が求められていました。
徳山下松港 国際物流ターミナル整備事業
- 1.整備内容
- 下松地区:桟橋(水深19m、延長390m)、ふ頭用地、臨港道路、荷役機械
- 徳山地区:岸壁(水深14m)(110m延伸)、航路及び航路・泊地(水深14m)(拡幅)
- 新南陽地区:岸壁(水深12m)(80m延伸)、航路・泊地(水深12m)(拡幅)
- 2.事業期間
- 平成28年度~平成31年度
- 3.総事業費
- 302億円(うち、港湾整事業費 289億円)
- 4.平成28年度事業費 直轄38億円、補助0.8億円 合計38.8億円
- (下松地区)国際物流ターミナル整備事業(水深19m等)事業費 4.5億円
- 〔平成31年度完成目標、総事業費302億円〕
- (新南陽地区)国際物流ターミナル事業(水深12m)事業費 30億円
- 〔平成28年度完成目標、総事業費360億円〕