「耕して天に至る」と形容される段々畑。幅・高さとも1メートルほどの石垣がはるか山頂まで続いています。急な山の斜面を人々が苦労してきり拓いてきた歴史の重み、壮観な造形の美に圧倒されます。愛媛県宇和島市の遊子(ゆす)水荷浦(みずがうら)の段畑。地元松本とおる市議と訪れました。(3日)

水荷浦の段畑は、眼前に広がる宇和海の美しさもあいまってまさに絶景。「日本農村百景」などに選ばれており、平成19年7月には全国で3例目の「国の重要文化的景観」に選定されました。

段畑では馬鈴薯(バレイショ)が栽培され、春に収穫されます。また段畑のふもとにある「だんだん茶屋」では、地元の新鮮な野菜・魚を使ったお食事を提供しています。雨と風が強い日でしたが、その造形の美の素晴らしさに心揺さぶられました。絶景です。