米子市淀江町内にあるNPO法人ライブが運営する「リヴよどえ」を視察しました。(15日)公明党の澤県議・田口俊介境港市議が同行。
大田百子理事長・長光文一郎事務局長らから「障がいのある方と地域の方々が共に目指す漁港の活性化・水福連携活動の取組みについて」伺いました。
2011年4月、就労継続支援B型事業所「リヴよどえ」が事業を開始。開設当初は米子市内の民家の2階部分を賃貸した生産機能を持たない手狭な施設でしたが、2012年には事業所新建物と水産加工施設を設置。さらに2015年に御崎漁港内水産加工所を設置し、現在では33名の利用者が漁業者と連携しながら水産物の加工販売に溌剌と働いています。商品はワカメの他、めかぶ。もずく、あおさなどの海藻の加工品や白いかのスルメ、干しだこ等、専属漁師との連携で取り揃えています。
漁師の高齢化や跡継ぎ不足により、水揚げ量が落ち水産加工する人出も不足する中、障がい者が水産物の加工販売を行います。
開所当初から製造しているのは無添加の「板ワカメ」は、山陰の秀峰大山から湧き出た天然水のみ使って洗います。干し作業にも約48時間低温で乾燥・熟成させて板状の乾燥ワカメが出来上がります。関東、関西圏の小売店を中心に卸、法人のウエブサイトでも商品を仲介。東京の鳥取県のアンテナショップでの人気です。「板ワカメ」は平成27年鳥取県の特産品コンクールで優秀賞を受賞すると共に鳥取県のふるさと認証食品に認証されました。昨年の売上は約800万円で、工賃は平均で2万5千円を超えるまでになりました。
「りヴよどえ」の利用者さんとの職員の最終的な夢は「障がいがある方々が自ら働くことが出来る会社を設立し運営すること」だそうです。
その合言葉は「目指せリヴカンパニー」。加えてこれからの3年間の目標は今までお世話になっ御崎漁港を活性化すること。地域貢献を目指し取り組む「リヴよどえ」の大田理事長らの熱い志に大変感動しました。
「水福連携の取組み」が全国に展開できるようさらに支援してまいります。利用者の皆さんと一緒におにぎりやお好み焼きをいただきました。
ありがとうございました。