てんかん対策推進プロジェクトチーム(PT)が24日公明党に設置され、第1回目の会合を参議院議員会館で開催しました。(26日)
私がPTの座長に、横山信一参議院議員が事務局長の体制です。
公益財団法人 日本てんかん協会(古屋光人常務理事・田所裕二事務局長)から「てんかんを取り巻く現状と課題について」伺いました。また厚労省から「てんかん対策」についてヒアリングし、意見交換を進めました。
日本てんかん協会の鶴井啓司会長は同じ故郷愛媛県です。私の娘もてんかんで薬を服用しています。適切な専門医療や地域の根ざした専門性の高い相談窓口の必要性・啓発も含めた国の支援など課題は山積しています。
私の娘もてんかんで毎日薬を服用しています。当事者とその家族を支える支援が多方面から求められています。今後ともPTを継続して開催し、施策を前に進めてまいります。
【てんかんとは】
てんかんは大脳の病気です。脳の神経が一時的に過剰に活動し、それが発作(意識障害・昏睡・けいれんなど)となってあらわれる病気です。
出産時の傷や交通事故によるものなどいろいろな原因がありますが多くの場合はよくわかりません。わが国では100万人の人々がてんかんに悩んでいます。いろいろな発作がありますが、命を失うことなどは、めったにありません。
今では、薬によって8割の人は発作もとまり、ふつうの人とかわらない生活をしています。
【日本てんかん協会とは】
公益社団法人日本てんかん協会(別名:波の会)は、'73(昭48)に2つの病院の待合室でできた「小児てんかんの子どもをもつ親の会」と「てんかんの患者を守る会」が、'76(昭51)年10月に統合し、国際障害者年の'81(昭56)年に厚生大臣(当時)から許可され、社団法人になりました。
その後、2013(平成25)年4月に内閣総理大臣から認定を受けて、公益社団法人になりました。
本協会は、てんかんに対する社会的理解の促進、てんかんに悩む人たちの社会援護活動、てんかん施策の充実をめざした調査研究や全国的な運動を展開しています。現在、全国に5500人の会員がおり、会員の多くはてんかんのある本人やその家族で構成されています。また国際てんかん協会(IBE)の日本支部でもあり、全国47都道府県に支部を置き、各地の特色を活かしたさまざまな活動を行っています。