全国離島振興協議会(白川博一会長)メンバーで世界遺産登録を目指している佐渡金銀山の遺産群を視察しました。(24日)
【佐渡金銀山の世界遺産としての価値】
- 400年以上にわたる各時代の鉱山遺跡・町並みが良く残されている世界で唯一の鉱山です。
- 佐渡で産出された金が、長期間にわたり国の財政を支え続けました。
- 金の生産工程を描いた絵巻が100点以上残る鉱山は世界的にみても他に例がありません。
【佐渡鉱山の遺産群の視察ルート】
江戸時代の相川金銀山は大切山間歩、道遊の割戸、佐渡奉行所跡、上相川の鉱山集落。
近代の相川金銀山は、明治32年に掘削され、休山まで稼動した坑道・「道遊抗」。トロッコで輸送された様子が残っています。
「大立堅抗」は明治10年に完成した貴金属鉱山では日本初の洋式堅抗。最も深いところは352mまで達しています。
「北沢浮遊選鉱場・火力発電所」は明治41年に立てられた火力発電所。浮遊選鉱場は昭和12年完成し、月間5万トンの鉱石処理が可能。
「大間港」。明治25年完成した港で鉱石の運搬や石炭の生産資材の搬入に使われました。トラス橋・ローダー橋脚。クレーン台座が残されています。