香川県木田郡三木町にあるNPO法人香川県社会就労センター協議会を訪問。高橋英雄理事長(社会福祉法人朝日園の理事長を兼務)、阿部隆弘コーディネーターと意見交換をいたしました。(6日)埼玉県のNPO法人おやじりんく金子理事長も同席。

香川県社会就労センターは、昭和58年に県内の障害者・知的障害者施設を中心に、香川県授産施設協議会として発足。平成22年に法人化(NPO法人)を取り、平成23年「共同受注窓口」として業務を開始し、現在は約90施設が加盟しています。平成25年4月より障害者優先調達推進法が施行され、今まで以上の「共同受注窓口」の重要性・必要性が増して来ています。

中でもJAから収穫などの農作業を一括して請け負うという全国でも初めての農福連携の取組みで県内の28の障がい者施設が参加。農福連携のモデル的な事業として2015年(平成27年)にも訪問し、予算委員会で質問。紹介しました。(2015年訪問ブログ)

香川県の共同受注農作業による農業と福祉の連携・NPO法人香川県社会就労センター協議会(香川県木田郡三木町)

香川県木太郡三木町にあるNPO法人香川県社会就労センター協議会を訪問。コーディネーターの太田氏と農福連携について、意見交換を進めました(1日)。 香川県社会就労セン…

香川県はにんにくの産地ですが、農家は高齢化と後継者不足で労働力が不足。収穫までには種割・植付・芽ざし・収穫など人手が多く必要です。農家の方も「障がい者は一生懸命にやってくれる。なくてはならない存在」「作付面積を増やそうと思う」など感謝の声も出ています。今は玉ねぎや野菜など1年中のスケジュールが入るそうです。

平成23年当時、作業工賃が合計180万円から平成27年度は1300万円と7倍。支援面積も約4倍の4,564a。延作業人数も5倍の9,887人と年々拡充されています。

香川県社会就労センター協議会では90施設の紹介の施設一覧の冊子や製品紹介などのパンフレット、また販売促進のためのナイスハートバザールの開催等、地道な努力を続けられています。懇談後、朝日園の印刷工程の就労現場を視察しました。

障がい者の就労・工賃のUPや環境改善のために、引き続き取組んでまいります。