徳島市にある社会福祉法人あさがお福祉会が運営する「つだまりキッチン(お料理ディサービス)(ユニバーサルカフェ)」、「つだまりキッヅ(放課後等ディサービス)」を訪問。地元の古川広志県議が同行。「つだまちキッチン」の管理者・田中智子さんから概要など伺いました。(21日)
2015年にオ5月にープン。
徳島スギを使った平屋で、カフェスペース、ディサービ利用者が使う調理スペース、ソファやダイニングテーブルが置かれたディルームなどがあります。カフェでは、パンやコーヒー、弁当、惣菜等を販売。子どもが遊べるスペースや授乳室も完備。近隣の親子連れや高齢者が訪れ思い思いの時間を過ごされています。
お料理ディサービスでは、料理を作ることを通じて、お年寄りの認知症の改善や体力向上を目指す、全国でも珍しい取組み。
この地域では、長年営業したスーパーが閉店。一人暮らしの高齢者は食事作りにも不自由していた為、近所の人にも一緒に食事できる場所にと、料理ディサースを思いついたそうです。
ディサービスを利用する高齢者は調理スペースで自分の昼食や夕食のほか、販売用のパンを作ります。販売用のパンを作る場合は、サービス料が減額されることにより、就労支援する仕組みです。
ディルームを利用して、子育てイベントを定期的に開き、2016年1月から放課後ディサービス「つだまりきっず」を開始。
通所受給証をもつ小学生~中学生を対象に、学習療法・運動療法・創作活動と障がいのある子ども達の支援をされています。
ディサービスと聞くと高齢者のイメージがありますが、ここ「ユニバーサルカフェ」は、高齢者や子ども、外国人、障がい者のある子どもが集う福祉拠点になっています。徳島県でもこうしたユニバーサルカフェを全県展開を掲げ、空き屋や空き教室を活用して2018年度までに5箇所のオープンを目標にされています。
先駆的な取組みに大変感銘を受けました。今後参考にしながら、施策に反映してまいります。