長野で開催された一般社団法人 日本自閉症協会主催の全国大会。16日の午後は基調シンポジウム。テーマは「愛すべき『マニア』」。
信州大學医学部付属病院 子どものこころ診療部診療教授の本田秀夫先生(日本自閉症協会理事)がコーディネーター。
4人のシンポジストは下記メンバーです。
- ライフスキルマニア: 村上由美氏 (言語聴覚士)
- 4歳まで音声言語を話さず、専門家や母親の療育をうけて育った。
- ものづくりマニア: 菊地啓子氏 アスペルガー症候群・高機能自閉症の女性の会カミール代表
- 25歳でASDの診断を受け、ダンボールで機織り機や廃棄物からアクセサリーなどものづくりに執着
- 鉄道マニア: 内山登紀夫氏 よこはま発達クリニック院長 発達精神医学・心理学研究会代表理事、大正大学臨床心理学科教授
- ??マニア:下沢順一郎氏 県議会副議長
趣味や楽しみは私たちの生活に輝きをもたらします。それが「こだわり」から「マニア」となるまで突き詰められることはとても素晴らしいことです。基調シンポジウムは「マニア」をキーワードに自閉症スペクトラムのポジティブな側面について考える機会となりました。