香川、岡山の島々などを現代アートで彩る「瀬戸内国際芸術祭2016」の夏会期が本日(18日)から始まりました。
今回の芸術祭は「食」と「アジア」を重点テーマに春、夏、秋の3期に分けての開催です。夏会期は18日から9月4日までの49日間で直島・女木島・男木島・小豆島・豊島・犬島・大島など7島と高松港、宇野港周辺を会場に、新作17点を含む作品148点を展示。演劇などのイベントも繰り広げられます。
古来より交通の大動脈として重要な役割を果たしてきた瀬戸内海。行き交う船は島々に立ち寄り、常に新しい文化と様式を伝えて来ました。個々の島々の固有の文化とつながり、育まれ、美しい景観とともに伝統的な風習として今に残されています。
今世界のグローバル化・効率化の流れの中で島々の人口は減少し、高齢化が進み、地域の活力の低下によって、島の固有性は失われつつあります。美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内海の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指し、この瀬戸内国際芸術祭が開催されています。
是非大勢の方々が瀬戸内海の島々を訪問下さい。