長野で17日~18日、開催された一般社団法人 日本自閉症協会主催の全国大会。18日は午前中「知的障害を伴う自閉症スペクトラムの支援~強度行動障害を中心に~」のシンポジウムに参加しました。
強度行動障害の現状と課題、支援のあり方について、それぞれの専門の立場からお話しを伺いました。(下記メンバーの方々)
支援現場の切実な課題と共に解決へ取組む具体的な支援のあり方を伺い、今後の施策や予算など政治が進める課題も浮き彫りになりました。
しっかり支援してまいります。
【強度行動障害とは?】
自分の体を叩いたり食べられないものを口に入れる、危険につながる飛び出しなど本人の健康を損ねる行動、他人を叩いたり物を壊す
大泣きを何時間も続くなど周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動が著しく高い頻度で起こる為、特別に配慮された支援が必要になっている状態のこと。
【強度行動障害者の福祉サービス利用者数】
のべ27,747人(平成28年2月時点)
【コーディネーター】
市川宏伸 日本自閉症協会会長 日本発達障害ネットワーク理事長
【4人のシンポジスト】
日詰正文氏 厚労省 発達障害対策専門官
- 強度行動障害に対する厚労省の取り組み
田中正博氏 全国手をつなぐ育成会連合会統括
- 地域生活支援拠点について
志賀利一氏 国立重度知的障害者総合施設のぞみ園 事業企画研究部部長
- 強度行動障害者支援者養成研修
岸田 隆氏 長野県長野圏発達障がいサポート・マネージャー
- 地域で自分らしく暮らしていくために(サポート・マネージャーの支援など)
会場には発達障がい者への支援ツールや障がい者が作ったお菓子などの商品の展示もありました。
2日間で全国から大勢の方々が参加され、真剣に研鑽されていました。大変にご苦労様でした。