香川県綾川町にある(株)サンテックを訪問。代表取締役 青木大海社長・中村裕行常務と懇談。もの作り・地方創生・障がい者就労など様々なテーマで意見交換しました。(23日)
青木社長は34歳。溶接の職人だった父が、技術を生かした仕事をしようと立ち上げた会社は本年で40周年を迎えます。
ステンレス製のタンクや熱交換器、真空機器装置、圧力容器の設計と製造を行っています。取引先は全国各地のプラントメーカー、食品会社、機械製造業、上下水道関連など幅広い。
「従業員第一、顧客第二主義 全ては家族のために」。工場の入り口に掲げてある、株式会社サンテックの経営理念とスローガン。
2013年に代表取締役に就任した青木大海さんが考えました。従業員や従業員の家族の誕生日には、商品券や花束、ケーキなどのプレゼントを準備。また「家族工場見学会」を実施し、従業員の家族を工場に招いて仕事ぶりや製品を間近に見てもらっています。
「従業員が幸せであってこそ、顧客に対して本当の意味での良いサービス(製品)を提供できるんです。新たな理念とスローガンを掲げたことで、士気の高まりを感じています」と語る青木社長。
青木さんがそう考えるようになったのは、幼いころから母に教えられてきたことと留学経験が影響しています。
母には「食べ物も着る物も、必ずそれを作った人がいる。たくさんの人に支えられていることを忘れずにいなさい」と、いつも言われたそうです。好きな言葉は「飲水思源」。水を飲むときはその源を思えという意味が、母の教えに通じるものを感じるからだそうです。
現在従業員47名。平均年齢は31歳と若さ溢れています。
「友人がいるアフリカに、サンテックの技術を教える学校をつくる事。技術を身に付けた現地の人が、持続可能な生活ができるようにすることが目標。その基盤となれるよう、売上100億円の企業を目指しています」と夢に向かって意欲的な青木社長。あっという間に1時間30分が過ぎました。こちらが元気をいただきました。ありがとうございました。