28日午後、四国夏季議員研修会を終え、松山市内にて愛媛高次脳機能障害を支援する会「あい」の玉置孝美会長・石田幸政副代表・岡田周三副代表らから高次脳機能障害の現状と課題や要望についてお話を伺いました。公明党 笹岡博之県代表(県議)、太田幸伸松山市議が同席。
高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)とは、交通事故や転倒により頭を強く打ったり、脳梗塞や脳出血などの脳血管障がいなど様々な原因により、脳の一部に損傷を受けた場合に起こる障がいをいいます。
その症状も様々で、注意障害、記憶障害、失語識障害、失行識障害、見当識障害など様々で一人ひとり異なる為、なかなか理解も進まず、対応が難しいのが現状です。
家族会「あい」の設立は平成17年。当事者家族の苦しみや困難を乗り越えるため、その苦しみを分かち合い、助け合い、苦難を乗り越え社会で明るく暮らしていけるよう設立されました。愛媛高次脳機能障害者を支援する会「あい」は、当事者とその家族が悩みを分かち合うと共に、「高次脳機能障害」について、社会の人々の正しい理解と協力を得ることを目的にしています。
【相談・要望内容】
- 高次脳機能障害支援普及事業枠組みの改善
・高次機能障害の治療を総合的に取組む高度な専門外来部門の開設 - 高次機能障害者を自宅介護で困窮。疲弊している家族支援
- 親亡き後の支援
・高次機能障害をよく理解した利用しやすい制度、施設
・病状が変化したとき適切に対応できる緊急生活できるシステム - 「あい」活動資金援助
- 精神障害者の交通運賃の割引に関する請願
・伊予鉄道の交通運賃の障害者割引 - 高次機能障害治療の専門医制度の創設等など。
お聞きした要望実現へ!国・県・市との連携で進めてまいります。