3日、NPO法人 日本ドルフィンセラピー協会主催の「発達障がいがある人とそのご家族のためのイルカふれあい特別活動」が香川県さぬき市で開催。
今年で13年目の活動を迎えるイルカ触れ合い特別活動。自然とイルカとの調和の中で、楽しくレクリエーション的にイルカとの触れ合いを楽しみながら、 日々の生活や療育活動へつなげていくことが目的です。また併せて「イルカ介在活動の支援者育成セミナー」も兼ねて開催されました。
発達障がいの専門家である辻井正次先生(中京大学 現代社会学部教授・浜松医科大学 客員教授・臨床心理学者)・中村和彦先生(弘前大学医学部教授・児童精神科医)桜井秀雄先生(関西福祉科学大学)が一貫して担当されています。
辻井先生(NPO法人 アスぺ・エルデの会 CEO・統括ディレクターも兼務)とは発達障がい支援で以前から交流があり、辻井先生からお話しをいただき、昨年に引き続き、視察させていただきました。ドルフィンセンターには2006年8月議員候補の時に初訪問以来、2009年・2012年・2015年と訪問し、視察をしています。
今回は海に入り、子ども達と一緒にイルカ触れ合い活動を体験。辻井先生や日本ドルフィンセンターの寺山代表取締役(獣医師)がイルカ触れあい活動を通じて、発達障がい児が楽しみながら、ルールを覚えることなど日々の生活・療育に繫がっている事など体感。子ども達や家族の方々の笑顔に表れています。
辻井先生・中村先生・桜井先生と改正発達障害支援法成立を受けて、課題・要望をお聞きしました。
辻井先生が実践されている「ペアレント・プログラム(通称ペアプロ)の普及特に、財政的に厳しい地方自治体の支援をお願いされました。厚労省も5月に各自治体にペアレント・プログラム事業化マニュアル等の通達(連絡)を出していますが、さらに公明党の地方議員に働きかけ、連携してペアプロを推進してまいります。
その他発達障がい児当事者支援のプログラム「JASPER」を開発。現在愛知県大府市の保育園で取り組みが始まっています。家族支援と共に当事者支援が保育士でできるように全国展開を進めていく予定。さらには「親亡き後」の一人暮らしなどの支援や余暇支援等も含め、成人支援の仕組みづくりの課題を指摘いただきました。
今後の施策に繋げてまいります。