公明党離島振興対策本部(遠山清彦本部長:衆院議員)として新潟県の離島粟島(あわしま)を訪問。本保建男村長・本保信勝議長らの案内で粟島島内を視察。
粟島の人口は353人。高齢化率45%。医療・介護・保育の現場へ。同じ敷地の建物に診療所、ディサービス、保育園がありました。

【医療】
村営の診療所へ。常駐医師は約80年島におらず、看護師のみの2名体制。しかし永年勤めた看護師が退職。募集をかけても応募もなく、人材確保が大変。

常駐医師がいない住民の不安解消のため、平成21年3月開通したADSL回線で、厚生連村上総合病院と週2回TV診療を行っています。
しかし島民が住み慣れた地域で安心で健康で暮らしていけるためには、離島住民も地元にいながら平等に医療を受けられる体制が急務。村からも強い要望を受けました。

【介護】
高齢化率が50%近くになるに従い、要介護認定者も増加。現在25名。島内に入所施設が無い為、要介護の高い10名は本土の施設に入所。少ない被保険者で給付を賄う事になりので、必然的に保険料が高くなっています。

在宅の認定者(約10名)は通所介護センターで週2回のディサービスを受けています。
今後ショートスティなど「小規模多機能型居宅介護」の在宅サービスをはじめ、地域住民の様々なニーズに応えられる介護・福祉サービスの充実が求められています。

【保育】
現在保育園に8名が通っています。赤ちゃんが生まれ、さらに3名が増える予定。

医療・介護・福祉サービスは課題も多く、国・県の支援が必要と実感しました。