午後からIPU会議出席の為、午前中はローザンヌ市にあるアール・ブリュット美術館へ。(23日)ジュネーブから車で50分。あいにくの雨でしたが、長閑な田園風景が続きます。
今国会で、アール・ブリュットなどの障がい者芸術支援の為の法整備(障害者文化芸術推進法)を議員立法で検討中です。そのため、世界で初めて設立され、世界最大級のスイス・アール・ブリュト美術館を視察しました。
20世紀を代表するフランス人芸術家のジャン・デュヒュッフェが提唱した芸術の形「アール・ブリュット」。
「アール・ブリュット」とは既存の美術や文化潮流とは無縁の文脈によって制作された芸術作品の意味で、 英語ではアウトサイダー・アートと称されています。
フランス語で、加工されていない「生(き)の芸術」。伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術です。
彼の集めた約200人の作品およそ5000点のコレクションがローザンヌ市に寄贈されたことをうけて、18世紀の由緒ある邸宅をいかして美術館が1976年にオープン。現在、世界各国の950人のアーティスト作品約6万千点が所蔵されています。
美術館のクロエさんのガイドで鑑賞。700点ちかい作品が4フロアにわたって常設展示されています。其々の作品に迫力と魅力的で、エネルギーを感じます。
今国会の法律制定に向け、全力で取組み、今後の施策に反映してまいります。