27日朝、スイスジュネーブにあるWHO(世界保健機関)本部を訪問。
木阪明美 事務局長室対外関係担当官・ロバート・ジョイコブ情報データ調査局医療担当官から「WHOの概要、ICD11(国際疾病分類)の動向について」其々、話しを伺いました。
【WHOの概要】木阪明美担当官
WHO(世界保健期間)は、1948年発効された世界保健機関憲章により設立された保健衛生の分野を担当する国連の専門機関。
「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」(憲章第1条)を目的を掲げているます。
主な活動として①医学情報の総合調整②国際保健事業の指導的かつ調整機関としての活動③保健事業の強化について世界各国への技術協力④感染症及びその他の疾病の撲滅事業の促進⑤保健分野の研究の促進・指導⑥生物学的製剤及類似の医薬品、食品に関する国際基準の発展・向上など。
本部はジュネーブで加盟国数は194カ国。
全職員数は7700名。邦人の国際専門職員は34名。予算投資額に基づいた適切な職員数は94人~128人と比べると大変少なく、今後人材の裾野を広げながらより多くの邦人が活躍できる環境整備が求められています。
【ICD11について】ロバート・ジョイコブ医療担当官
発達障害者支援法の改正に携わったので、ICD11の改定状況について伺いました。
知的障がいと発達障がいの関係や其々の分類についても、来年の5月頃にまとめ、2018年実施できるように今取組んでいるとの事。
WHOのビル内を見学。屋上からの景色は格別です。貴重な時間をとっていただき、ありがとうございました。