本日(5日)は「世界津波の日」。石井国交大臣指揮の下、高知新港にて平成28年度大規模津波防災総合訓練が行われました。公明党から石田祝稔政調会長と共に出席。
大規模津波防災総合訓練は平成16年に発生した「スマトラ沖地震(インド洋地震)」の津波被害をきっかけに始まり、平成17年より全国で毎年一箇所実施しており、本年は四国(高知)での開催です。国交省、自衛隊、消防、警察など94の防災機関・団体が参加し、広域的かつ実践的な訓練を行いました。
訓練の内容・ポイント
避難訓練
- 種崎地区津波避難タワー等への住民及び外国人留学生の避難訓練(サテライト)
- 海上での船舶避難誘導
情報収集・伝達訓練
- ヘリコプター及び航空機による上空からの情報収集と映像伝送
- バイク隊、ドローンによる被災情報収集
救命・救急訓練
- ヘリコぷターによる孤立者の救助、海上漂流者の救助
- 倒壊家屋、破損車両からの救助、救出、トリアージの開設、被災者の身元確認、延焼中の倒壊家屋の消火活動
道路啓開訓練
- 応急組立橋及びPC橋設置と橋梁点検
- 重機によるがれきの撤去と被災車両の移動
浸水対策訓練
- 自衛隊との連携によるTEC—FORCEのヘリコプター派遣
- TEC—FORCEによる排水ポンプ車での実働排水活動
航路啓開訓練
- 大型油回収船等による油防除、航行障害物の揚収
ライフライン復旧訓練
- 水道、下水道、ガス、電気、通信の復旧
物資輸送訓練
- 大型フェリーによる海上からの緊急物資の輸送、避難所への配送
訓練後、大臣の記者会見。閉会式と3時間の総合訓練。実際のケースを想定しながらの大掛かりな訓練でしたが、大変貴重な経験となりました。