5日午後から石井国交大臣の高知視察に同行。初めに南海トラフ地震・津波対策で高知市の種崎津波避難タワーを視察。岡崎高知市長から概要を伺いました。 
種崎津波センターの高さは23m。高知市には9つの津波タワーと3つの津波センターが設置され、市民の避難先となっています。

また高知市内を一望できる五台山展望では、三重防護方式の津波対策・減災対策などを視察。

高知市は県全体の約45%(約33万人)の人口が集中しています。特に浦戸(うらど)湾周辺には、行政機関、学校及び病院等の公共施設が多数立地。また県内消費の90%以上を取扱う石油基地や中央卸売市場、国内トップシェアの民間企業等が立地し、県内の経済の中心です。

南海トラフを震源とする地震は約90年~約150年毎に発生し、高知市においても過去に甚大な被害を受けてきた。1946年に発生した昭和南海地震津波では市街地の多くが浸水し、約2万人が被災。南海トラフ地震の津波により、16㍍の津波で長期的浸水被害が発生するといわれています。

発生が予想される南海トラフ地震・津波に備えるため、高知港では①沖合いの防波堤②浦戸湾口の堤防等により効果的に津波のエネルギーを減退させ、③浦戸湾内の防波堤による市街地への津波の侵入を合理的に防ぐ「三重防護方式」を導入。

三重防護の予算化については2014年視察後、2015年当時の太田大臣に質問。平成28年度新規予算化(平成28年~平成43年度総事業費6000億)されました。(2016年4月新規予算化のブログ)

「国会質問した高知港海岸の3重防護整備推進へ!」平成28年度新規予算確定(東京都)

平成28年度予算の新規予算として、かねてから強く要望していた、「高知港海岸の3重防護の海岸保全施設の整備予算」(南海トラフ巨大地震・津波にそなえ、地域の安全・安…

今後毎年の予算が確実に執行されるように、支援してまいります。