17日夕方、公益法人 愛媛県紙パルプ工業会 服部正会長(大富士製紙株式会社社長)を地元四国中央市の大政守市議と訪問。

業界の現状や課題、今後について意見交換。愛媛県紙パルプ工業会は、四国中央市が中心で34社が加盟しています。

業界も既存の事業から、医療、介護分野など新分野に進出し、研究開発や人材育成に取組んでいます。

産官学の連携による取組みも活発で、四国中央市に愛媛大学紙産業イノベーションセンターが稼動。

セルロースナノファイバー(CNF)の研究事業が進んでいます。地方・中堅企業が生き残りをかけて取組んでいる事例に感銘を受けました。今後継続して、支援してまいります。

セルロースナノファイバー(CNF)とは?

セルロースナノファイバー(Cellulose Nanofiber:以下CNF)は、木質繊維(パルプ)をナノオーダー(1mmの百万分の一)にまで微細化(以下ナノ化)したもので、髪の毛の2万分の1程度の太さになります。CNFは、透明で、軽くて丈夫、変形に強く、また、高い増粘効果を有する優れた材料として、多くの分野での活躍が期待できます。

CNFは自動車部品から化粧品まで幅広い活用が想定されており、国は関連市場が1兆円規模になると試算。国内市場の縮小に悩む製紙業界は新たな収益源として期待を寄せている。