障がい当事者のニーズをより的確に捉えた支援機器開発の機会を創出すべく、シーズ(作る人)・ニーズ(使う人)のマッチング交流会・障害者自立支援機器「シーズ・ニーズマッチング交流会2016」が3日、TOC有明コンベンションホールにて開催され、見学しました。

昨年に続いての見学で、厚生労働省 障害者自立支援機器等開発促進事業の一般公開で主催は公益財団法人テクノエイド協会です。

交流会では、開発や改良等を行う機器の展示を行うと共に、障がい当事者と企業・研究者・政府系の研究開発支援機関等が一堂に会し、体験や交流を通じて、良質な支援機器の開発、この分野への新規参入の促進を図ります。入場は無料です。

私と交流のある企業・団体が数多く出展。厚労省の障害者自立支援機器等開発促進事業で採択された企業成果報告会も行われました。

(株)マイクロブレインの金子訓隆取締役から「知的障がいのある方の視覚的な就労支援を目指すアプリケーション開発」として「だれでもワークプロ for iPad」と「だれでもワークプロビュアー for iPhone」の開発事業についての発表がありました。大変素晴しい内容で、今後実用化し、障がい者就労に役立ててほしいと思います。

またNPO法人メディア・アクセス・サポートセンター川野理事の【点字リーダーで読める映画・映像の音声ガイド】(Palabra(株))
認知機能の障がい児・者の睡眠を支援する寝具(フランスベッド)、自由に歌が歌える電動式人工咽頭の製品化((株)電制)、パーキンソン病等によるすくみ足を改善する支援機器:ホームケア渡辺建築)、ロボット技術を活用した障がい者向け支援機器(軽量で極めて装飾性に優れた量産型筋電義手:兵庫県社会福祉団)等など。

障害者団体で社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会、公益法人 全国脊椎損傷者連合会、一般社団法人日本ALS協会、社会福祉法人 全国盲ろう協会、社会福祉法人 日本盲人会連合、ろう・難聴教育研究会、一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、ポリオの会、NPO法人 自閉症サポートセンターなどが出展されていました。

障がい者にとっての支援機器。今後さらに推進出来るよう取り組んでまいります。