18日、朝8時から公明党新産業委員会が開催。「人工知能研究の現状と理研AIPセンターの取り組み」について講演。講師は、理化学研究所の杉山将AIPセンター長(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)です。

「AI研究における世界的動向と日本の現状や、産業界との連携のあり方など」お話しを伺い、意見交換。

世界が今、人工知能(AI)の研究にしのぎを削っています。日本でも新たなAI研究拠点、理化学研究所「革新知能統合研究(AIP)センター」が政府の肝いりで東京・日本橋にオープン。世界との競争に立ち向かう初代センター長が杉山氏です。また杉山氏は「NIPS(Neural Information Processing Systems) 」という、世界的にトップのAI関連国際会議でアジア初のプログラム委員長になるなど、研究者として高い評価を受けています。

大変示唆に富む内容で、刺激的で大変参考になりました。

【杉山 将(すぎやま まさし)氏のプロフィール】

  • 理化学研究所 革新知能統合研究センターセンター長 、
  • 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻複雑システム講座 複雑計算科学分野 教授、

1974年大阪生まれ.情報工学の学士(工学),修士(工学),博士(工学)の学位をそれぞれ1997年,1999年,2001年に東京工業大学から取得.2001年より同大学の助手,2003年より助教授(2007年より准教授に改称).2014年より東京大学教授.2016年より理化学研究所革新知能統合研究センター長を併任.

2003年から2004年にかけ,アレキサンダー・フォン・フンボルト財団フェローとしてドイツ・ベルリンのフラウンホーファー研究所に滞在.2006年にはヨーロッパ委員会エラスムス・ムンダス助成を受け,英国・エディンバラのエディンバラ大学に滞在.

非定常環境下での機械学習の研究に対して,2007年IBM Faculty Awardを受賞.密度比推定に基づく機械学習の研究に対して,2011年情報処理学会長尾真記念特別賞および2014年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞.また,一連の機械学習研究に対して,2016年度日本学術振興会賞および日本学士院学術奨励賞を受賞.機械学習とデータマイニングの理論研究とアルゴリズムの開発,および,その信号処理,画像処理,ロボット制御などへの応用研究に従事。