15日午前、兵庫県三木市から2015年に大地震で被災したネパールを支援するNPO法人「ラリグラス」理事長の水場あけみさんが国会事務所に来訪。同行された三木市在住でFB友達の森田和彦氏の紹介です。

「ラリグラス」はネパール語で国花のシャクナゲを意味するそうです。発足は2014年で関西国際大教授や有志14人でつくり、スラム街の炊き出しや障がい者支援など取組んでいます。

水場理事長はネパール選手を支援する「東京五輪・パラリンピック出場を目指す会」の日本支部代表も務めており、今春ネパールを訪れて競技関係者と交流。バリアフリー施設が不足し、障がい者が運動する環境が整っていない為、現地の総合スポーツ施設建設に向け、国内外の団体など協力を働きかけています。

またこのほか三木市の上の丸保育所の幼児21人が復興を願って描いた「ど根性ひまわり」の絵と種を被災した学校に贈ったり、4月2日の国連の「世界自閉症啓発デー」では現地と協力し、世界遺産の巨大仏塔ボダナートを青く照らす活動を進めています。理事長は「現地では自閉症に対する理解が不足しており、自閉症児らに対応する自閉症センターを拡充したい」と熱く語られていました。

東京パラリンピックに向けた障がい者スポーツの普及や特別支援学校の設立に情熱を持ち行動する水場理事長に大変感動致しました。またご紹介いただいた森田氏に感謝申し上げます。

【「ど根性ひまわり」とは】

東日本大震災の津波で多大な被害を受けた石巻市門脇地区に復興の思いを込めて作られた「がんばろう石巻」の看板、そのそばに塩害に負けず、瓦礫の中から力強く咲いたひまわりを「ど根性ひまわり」と命名し、復興のシンボルとして震災を忘れないとの思いを込めてその子孫を全国に広げています。

この「ど根性ひまわり」を推進してきた一人が森田和彦氏で、ヒマワリを育てる園児らは「ど根性ひまわり」について絵本で事前に学習。来春にはネパールも「ど根性ひまわり」が咲き、石巻・カトマンズ・三木市がさらに強くつながっていきます。夢がどんどん広がるプロジェクトです。