25日、公明党てんかん対策推進プロジェクトチーム(座長:山本博司参院議員)として、菅官房長官に「てんかん対策の推進に向けた提言」を提出致しました。
2016年5月にPTを設置し、1年間てんかん協会やてんかん学会などのヒアリングや視察など通じて、てんかん対策の推進に向けた活動を進めてまいりました。
このたび「総括・医療・教育・生活雇用・交通安全・災害対策・社会への啓発」27項目にわたる内容の提言をまとめ、菅官房長官に制度の狭間の現状について、訴えました。
今後もこの提言の実行を進めてまいります。
【総括】
- (総合対策として実施する体制整備と「てんかん対策基本計画」の策定)
【医療】
- (疫病調査の早期実施)
- (大学やてんかんセンター等が中心となり産官民連携の推進)
- (全国の医療体制の整備)
- (未承認抗てんかん薬の承認)
- (てんかん食の普及等てんかん治療の充実)
- (てんかん食に使用する特殊ミルクの処方箋処方を可能に)
- (8Kなど高精細映像データの医療応用を進め、遠隔医療の推進)
- (長時間脳波ビデオ同時記録検査の診療報酬上の支援等)
- (正しい情報発信のためのポータルサイトの設置)
- (難治てんかんや希少てんかんの早期発見の体制整備)
【教育】
- (小中学校でのてんかん発作への対処法の学び)
- (教員へのてんかんに対するカリキュラム策定と研修)
- (教育現場で過度な行動制限を求めない為に、リスク評価の策定)
- (医学生へのてんかん教育の充実)
- (教室にエアコンを設置する等、教育現場の環境改善を)
【生活・雇用】
- (地域でてんかん患者を支える体制の整備)
- (雇用促進へ、リスク評価と職業適性ガイドラインの整備)
- (保育園等においててんかん発作への対応ガイドラインの策定)
【交通安全】
- (自動運転など安全性の高い自動車の開発等の促進)
- (科学的根拠に基づいた運転免許の運用基準の見直しの検討)
- (誤解を生むようなプレスリリースを出さない)
【災害対応】
- (災害時におけるてんかん薬剤の備蓄と供給体制の十分な確保)
【社会への啓発】
- (国として、てんかんの疾病概念・治療法の普及促進)
- (公共交通機関等における全介助車いす利用への理解)
- (すべての国・地方の職員は「てんかん発作への対応」を学ぶ)
- (「社会への啓発」を積極的に推進)