公明党のICT(情報通信技術)社会推進本部の輿水恵一事務局長(衆院議員)、山本博司副本部長、熊野正士氏(ともに参院議員)は14日、新潟県佐渡市を訪れ、ICTによる情報共有システム「さどひまわりネット」で島内75の医療・介護関係機関を結び、島全体で住民の命と健康を支える全国でも先駆的な取り組みを視察しました。

佐渡総合病院の視察後、「さどひまわりネット」を活用されている医科診療所の近藤内科・循環器科医院(近藤院長)、介護施設「ツクイ佐渡かないグループホーム」を其々視察しました。

診療所やクリニックの医師は、「治療法上問題となる病名や処方内容がわかる。重複処方を発見でき、無駄な検査を省ける。健診データを含めて経過を観察できる。病院に紹介した患者の画像や治療内容がわかる等。」多くの効果が出ています。

また看護師にとっても、初診患者、救急患者の情報を入手し、担当医に伝えらる点など活用されています。今後退院時カンファレンスへの応用やがん患者の外来管理に介護と連携ができるよう、きめ細やかな支援につながっています。

「ツクイ佐渡かない」では、入所者18名全員のバイタルデータの日常チェックや処方残薬のクリニックの報告など日常業務など行っています。体温計、血圧計の状況など入所者の健康管理もクリニックとの連携でスムーズに行われています。

介護施設では、医療情報がわかって安心で、ケアマネージャーにとっても担当患者と主治医とのコミュニケーションが取り易いなど多くのメリットがあります。今後、医療介護の連携から介護・介護連携に進めていくそうです。

視察途中の夕方、夕陽が大変綺麗で、佐渡の素晴しい景色に心癒される視察となりました。