17日、北前船の寄港として栄えた町並みや、昭和時代のレトロな雰囲気が残る通町商店街や、昔ながらの水辺の風景など、古い町並みに人々の暮らしが寄り添う玉島を森分敏明倉敷市議と共に廻りました。

江戸時代から玉島の繁栄は千石船と備中綿によってもたらされました。千石船で交易された商品の80%が備中綿の関連でした。多くの商家がお茶室を持ち文人墨客が玉島に逗留しました。

倉敷市旧柚木家住宅管理会の柚木爽一郎会長の案内で西爽亭(さいそうてい)を見学。

西爽亭は国登録有形文化財で戊辰史跡。備中松山藩主に仕えた玉島の庄屋、柚木家の旧宅です。江戸時代中期の建築といわれ、藩主の御座所でもあった風格ある造りや構えには格別の趣がみられます。備中松山藩士の熊田恰(くまだあたか)が多数の部下の命を守るために自刃した場所としても知られています。この出来事は、結果的に玉島の地が幕末の戦禍から救われた逸話として現在も語り継がれています。

歴史ある玉島の様々な昔ながらの町並みや文化に大変感動しました。