原爆を投下されて72年となる広島原爆の日。広島市中区の平和記念公園で犠牲者を追悼する式典に参列しました。(6日)

6時15分から原爆供養塔前での広島戦災供養会主催の原爆死没者慰霊行事に参列。その後、8時から「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」へ。

被爆者や遺族の方々約5万人が参列。式典には海外80カ国と欧州連合(EU)の代表が参加。公明党から山口那津男代表・斉藤鉄夫幹事長代行・谷あい正明参議院議員、広島県議・市議らと共に出席。哀悼の祈りを捧げました。原爆投下時刻の午前8時15分には「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参加者全員が黙とうをささげました。

式典では市長と遺族代表が、この1年間に死亡が確認された5530人の名前を記した原爆死没者名簿を慰霊碑に納めました。犠牲者は30万8725人。被爆者健康手帳を持つ人は約16万4600人で、平均年齢は81歳を超えています。

松井市長は宣言で、原爆が広島に「まさに地獄」のような惨状をもたらしたと指摘し、被爆者2人の声を紹介。各国の指導者に対し、「良心」に基づき、互いの相違点を認め合い、克服するための努力を「誠実」に行うよう呼び掛けました。日本政府には、核兵器禁止条約の成立をめぐり、核保有国と非保有国との間に生じた溝を埋める「橋渡し役」として、「本気で取り組んでいただきたい」と要望。

こども代表の「平和への誓い」・最後に全員で、ひろしま平和の歌の大合唱など等生命に刻印する式典となりました。

原爆で亡くなられた方々への哀悼を心から祈り、核廃絶の社会の実現めざし、世界恒久平和を誓い、行動してまいります。