9日、都内にて開催された「障害者芸術支援フォーラム~アートの多様性について考える~」に参加しました。

日本財団が主催して「障害者の文化芸術」における多様な活動に対し、理解を深めあうことを目的としたフォーラムです。
600名の方々が参加されており、障がい者の文化芸術の関心の高さを感じました。

障害者文化芸術支援の法整備を進めている政治家の一人として、基調講演やシンポジウムを聴き、参考にしました。

平成30年度概算予算にも厚生省、文科省(文化庁)の障がい者文化芸術予算が拡充されています。2013年から超党派の議連が発足し、国会質問等通じて、障がい者の文化芸術支援を訴え続けてきた結果、2014年から予算が少しずつ付いてきました。
全国の多くの障がい者の文化芸術を支援される方々のネットワークや地方自治体(知事連盟)などのあらゆる方々の応援が国を動かして来たのだと思います。

文化庁の平成30年の概算段階での予算案を一部紹介します。

【文科省(文化庁)では、「共生社会実現のための芸術文化振興事業(5億400万円)」を新たに創設:新規の予算となります】
・障害者の芸術活動支援を行う団体等、共生社会実現の為に取組を実施する団体を支援します。
① 障害者の文化芸術活動推進プロジェクト
・障害者の芸術振興のための鑑賞活動や創作活動への支援や国内外における展覧会等の取組み等
② 共生社会に向けた芸術活動プロジェクト
・高齢者、青少年、子育て中の保護者等の抱える課題について、文化芸術の力を利用し、社会参画を進めるためのワークショップや調査研究等。
③ 暮らしの文化プロジェクト
・外国人が地域社会に溶け込むために、我が国の食文化等の暮らしの文化について、学習機会や体験の場等を設ける

障がいを持つ方々が健常者と同じように文化芸術に親しめる環境整備を今後とも進めてまいります。