23日午後から岡山市内にて、公明党岡山県本部として「予算・政策要望懇談会」を開催。各団体からヒアリング。
NPO法人ゆずり葉の会 佐藤恵美子理事長、杉田理事から会の現状と要望を伺いました。
公明党から岡山県の5人の県議(高橋英士、山田総一郎、増川英一、笹井茂智、荒島俊造)と岡山市議(田尻祐二、磯野昌郎)が出席。
総合医療福祉施設「旭川荘」(北区祇園)の重症心身障害児施設入所者の2家族会が中心となり、入所者の成年後見を行うNPO法人「ゆずり葉の会」(佐藤恵美子理事長)を平成21年設立。障害者自立支援法が施行された06年以降、家族が成年後見人となるケースが増加。親の高齢化などの不安を受け、「旭川荘療育センター児童院」と「睦(むつみ)学園」の家族会を中心に弁護士や税理士らの専門家も含め約300人が参加した全国でも珍しい組織で、会員の財産管理と生活支援を2本柱に活動しています。
親亡き後の対応として二つの課題、要望をお聞きしました。
1. 成年後見人の医療同意が可能なように法的整備を
・家族や親族がいない又はいても関係が疎いといった事情がある場合に,成年後見人が選任されているケースでは,医療機関から後見人に対して手術等の同意が求められることがあります。 このような場合であっても,成年後見人には医療行為に対する同意権はなく,法的に手当てもされていませんので,後見の現場では大変苦慮している現実を伺いました。
2. 福祉従事者の処遇改善
・他産業と比べても給与が低く処遇改善をさらに進めてもらいたい。