7日午後、愛媛県八幡浜市の南予用水土地改良区連合会 布喜川調整池事務所を谷合正明農水副大臣と共に視察。国営施設機能保全事業「南予用水地区」の現場視察し、慨要を伺いました。

公明党から笹岡博之県代表・木村誉幹事長・二宮一朗西予市議・佐々木かよこ八幡浜市議が同行。

八幡浜市の大城市長、橋本副市長,JA西宇和の西本会長、愛媛県農林水産部など出席。南予用水土地改良区連合の菊池賢造部長らから説明を伺い、意見交換。

国営南予用水農業水利事業は昭和49年度に着工し、平成8年完成。(下記南予用水の慨要)

供用開始から30年経過し、施設の劣化状況が見られ、巨大地震にも対応した長寿命化対策が課題でしたが、平成26年度から国営施設機能保全事業「南予用水地区」に着手、平成35年度までの10年間で総事業費43億円。

慨要を伺い、南予用水の果たしてきた役割と大事さを痛感しました。予算確保と共に今後の活用について、さらに検討してまいります。

【南予用水とは】

南予地方一帯に水資源を供給する事業で、愛媛県西南部の西予市野村町野村の肱川の上流に位置する多目的ダムである野村ダムを水源として、南予地域3市1町の樹園地向けの農業用水及び上水道水を供給しています。

1974年度(昭和49年度)に着工し、総事業費787億円をかけ、1996年度(平成8年度)に事業完了。野村ダムからの水は、北西方面は、西予市、八幡浜市を経由して佐田岬半島の伊方町まで、南方面は宇和島市までの3市1町に供給され、果樹園7,200haに水を供給している。幹支線水路の延長は176kmにも達
します。

愛媛県の南予地方、とりわけ宇和島市・八幡浜市を中心にした沿岸部はウンシュウミカンの銘柄(ブランド)産地として全国的に名高いが、この事業により、長らく毎年のように旱魃に悩まされてきた当地域は渇水の不安から開放された。また、夏場に行うため農業者の負担の大きかった防除なども省力化され、高品質の柑橘づくりに役立っています。