化学物質過敏症など過敏症患者の方々が目黒区飯島和代区議と共に国会に来訪。参議院会議室にて現状や要望を伺いました。(16日)
下記各省庁の担当者(国土交通省 鉄道局・厚生労働省 健康局難病対策課がん・疾病対策課、化学物質安全対策室・総務省 総合通信基盤局電波部)にも来て頂きました。
2017年に化学物質過敏症の人々が集う憩いの場「はなちゃんカフェ」を飯島区議と訪問しており、本日も切実な声をお聞きし、対策を意見交換しました。
「化学物質過敏症の患者は電磁波にも過敏な状態で、2015年10月1日交通機関で優先席での携帯電話の電源オフが緩和されてから配慮をお願い出来ない患者は通学や通勤する事を諦めて、自宅に引きこもっているような状況だそうです。」お二人とも外出時にはヘルプマークをつけ、車内では近くの方に協力をお願いしています。
国交省には、鉄道等でのヘルプマークの普及促進、厚労省には微量な化学物質と症状との因果関係の確認と機序の解明に向けて研究など。総務省は電磁波が身体に与える影響の研究などをについて、確認されました。
【化学物質過敏症とは】
ある程度の量の化学物質にさらされるなどして、いったん過敏症状になると、その後はわずかな化学物質にも過敏に反応し、健康被害の症状があらわれるようになるといわれています。 発症などのしくみについては未解明な部分があり、治療方法なども確立されていません。
その病態や健康影響の実態等に関する十分な科学的議論がなされておらず、「化学物質過敏症」という用語の使用にも医学会では必ずしもコンセンサスが得られていない状況にあります
【症状の例】:目がチカチカする、鼻水、耳鳴り、のどの痛み、吐き気、せき、どうき、頭痛、不眠、だるさ など