視察3日目。2日午後、公明党離島振興対策本部(遠山清彦本部長)は、天城町にある徳之島用水農業水利事業(徳之島ダム)を視察。
徳之島の主産業はサトウキビを中心とした畑作農業ですが、降水量の多くは雨期(2・3月)・梅雨期(5・6月)と台風時に集中し、7~10月は干ばつの被害を受けやすい。
そこで、干ばつから作物を守り、さらに高収益作物栽培を可能にするため、徳之島ダム建設を核とした農業水利事業が進められています。
徳之島用水農業水利事業では徳之島3町にまたがる3451haが対象。平成9年から着工し、平成29年10月徳之島ダムが完成。総事業費590億円。
徳之島ダムに貯められた水はパイプラインを通り農地に届けられます。その全長は128kmとなり、徳之島の外周の1.5倍になります。
これにより、畑のそばに給水栓があり、かん水作業がすぐ出来ます。また定期的なかん水で、収穫量UPが期待されます。
また台風襲来後の作物に付着した塩を洗い流す事で塩害の防止できます。
天候に左右されない安定した作物生産を維持する(畑地かんがい)でみのり豊かな島づくりを目指し、徳之島用水農業水利事業を支援してまいります。