23日、高松市の栗林公園掬月亭で開催された「八兵衛茶会」へ。
このお茶会は、江戸時代、讃岐国の治水・利水に尽力した西嶋八兵衛を称えるために開催されており、今回で22回目になります。

 八兵衛は、伊勢国津藩の藤堂高虎に仕えた能吏ですが、幼くして讃岐国高松藩の四代藩主となった高虎の孫、生駒高俊を補佐するために讃岐に派遣されました。
土木技術に優れ、高松藩のみならず、讃岐国全域で水資源確保のための工事を行っており、90余りのため池の築造・改修のほか、当時紫雲山の東と西の二またに分かれていた香東川を上流の大野付近で現在の香東川に一本化する大改修工事とそれに伴う新田開発を行うなど、讃岐国の殖産と財政の確立に貢献しました。
 本日の会場となった栗林公園も、もともとは香東川の一本化で跡地となった場所に八兵衛により築庭されたものです。八兵衛を偲び、その功績に感謝しました。
 石州流 土居宗美社中の皆様のお手前で一服いただきました。
会場には広瀬県議や高木ご夫妻・馬場さん等も参加されており、記念の写真も撮りました。