29日は中国管区のケーブルテレビ(CATV)を視察。最初は三原市にある三原テレビ放送(株)へ。西日本豪雨災害で被災されながら、市民に必要な情報を発信し続けたケーブルテレビ局です。
地元の児玉敬三市議・高原伸一市議が同席。長塩中国総合通信局長、田口放送部長らが同行。
三原テレビ放送株式会社(通称MCAT)は、広島県三原市をエリアとする県内では、最も歴史の古いケーブルテレビ局です。
中村専務、藤田技術課長、三原市杉浦情報推進課長らが説明、被災現場本郷町にも案内いただきました。
西日本豪雨の本郷町では、菅川の氾濫により船木シェルターが浸水。これにより機器障害・電力供給の断によりサービス断が発生。
また大和町では、複数個所の土石流により多数の電柱が倒壊。幹線光多芯ケーブルが断線し、約10日間のサービス断が発生しました。
災害放送として常時市民に必要な情報を発信。SNS等の情報収集により、避難・生活情報(浸水、断水、入浴サービス、ペット支援)など決め細やかな支援情報を発信。
同時多発の災害発生の場合、地元のケーブルテレビ局の役割を改めて再確認しました。
今後、発生前の情報。河川の水位情報や河川のリアタイム情報(カメラの設置と河川水位システムの連動)など市民の避難につながる情報の発信など進めています。